20220613 摘心、誘引、脇芽かき、粒抜き

Mikan vineyard

梅雨入り後の貴重な晴れ日の6/13は、mikanに9人が集まり作業開始。今日の作業は毎回この時期おなじみの摘芯と誘引、1~2葉を残しての脇芽かきに、新しく粒抜きの作業が加わりました。

まずおよそ1人一列で摘芯と脇芽かき、誘引を行いましたが、脇芽と言うより既に副梢と呼ぶ方が似つかわしいビヨーンと伸びた余分な枝を、剪定ばさみでバッサバッサと切ってすっきりさせていくのは、個人的にはかなり好きな作業です。剪定後の葉っぱの処理がまた大変ですが…。
休憩をはさんで、全てのぶどうの木の剪定を終えた後は、手前3列のブドウ(ピノ・ノワール)の粒抜き(摘粒)を行いました。粒抜きとは、房についたブドウの実を間引きすることです。栽培クラブも昨年は摘粒を行ったのですが、粒がかなり大きくパンパンになってから行なったので、摘粒しようにもどこもムギュムギュでハサミも入らず、とてもやりづらかった記憶があります。今年はその反省から、もっと粒の小さいやりやすい早い時期でかつ晴れの日という、まさに「今日でしょ!」というタイミングで行ったのですが、成果はどうでるでしょうか? 粒抜きも色んなやり方があるそうですが、今回のやり方のイメージとしては、トウモロコシの粒を縦に一列取り除く感じで、粒抜き後はブドウの房の粒が360度自由に動ける感じ? これから各粒が2倍に膨らんだとしても、密になった粒が潰れたり、内部に重層的に押し込まれたりしないように配慮したつもりですが、まだまだ今後の検証結果待ちなのが、楽しみではあります。下の写真は粒落とし前と後のブドウです。 
 
粒抜きは、先の細いハサミや指を駆使して、結構デリケートかつ根気を必要とする作業だと思いました。皆さん黙々と一房一房のぶどうに丁寧に手を入れ、手元のバケツに抜いた粒をボタボタ落としていくのですが、夕暮れ時の静かなブドウ畑にそのバケツに粒がたまっていく音だけが響き渡り、不思議な連帯感のようなものを感じてしまいました。粒抜きの作業開始時は、これ終わるのは何時になるのだろう?と皆で危惧しましたが、次第にペースをつかみ、なんとか6時には今回のノルマ3列分の粒落としを完了することができました。皆様お疲れさまでした!
 
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