小雨が降り続いた前日と打ってかわっての晴天。日の光は強さを増していますが、心地良く風の通る畑での作業はたいへん気持ちの良いものです。
本日は、先日(4/26)大勢の方が『ぶどうの新芽摘み&天ぷらの会』で体験された「芽かき」の作業の続きをしました。
左右に伸ばした主枝から新芽が出ていますが、ひとつのところから2芽、3芽と出てくることも多く、そのままにすると葉が混み合ううえ、養分が分散してしまいます。
先々、望ましい形で成育していくよう芽の数を適正にし、全体のバランスを保つための作業です。
すでに花穂(のちにぶどうの実になる部分)もたくさんついているものは、今後の成長を期待してできるだけ残していきます。
tetto畑では、2つの方法の仕立てで樹を育てており、まずは「垣根」仕立ての列から作業にかかりました。樹によって伸び方もさまざまで、「どの芽を取るか、どれを残すべきか」毎回頭を悩ませます。
「棚」仕立ての畑では当初より雨除けをかけていたことと、成育のはやい品種を植えていることから、垣根のぶどうより枝がずっと伸びていて、少しわさわさした状態になっています。
こちらでは芽かきに加えて、あちこちに向いて伸びている枝を水平方向に向け、天井近くに張った番線にテープで留めていく作業(=誘引)もしました。
ひゅんひゅんと伸びているツル(巻きひげ)も取ります。まだからまるほどに伸びてはいませんが、どんどん伸びて番線にからまったり、枝同士でからまり合ったりと今後に大きく影響を及ぼすため、はやめの処理が肝心です。
これから先、ぶどう樹はグングン成長し剪定作業に追われるようになりますが、皆頑張ろうとそれぞれに心で気合を入れました。
畑入り口の花壇も青葉があふれ、とても心が癒されます。(J.H.)