5月にしては日差しの強い5月25日(土)の作業はTetto vin.で花カス落とし、脇芽除
去、摘芯等の作業を行いました。
3月に寒い日が続いたせいか芽が出るのが遅れた今年のぶどう達ですが、気温が高くな
るとともに一気に成長、すでに花が咲き、まだまだ小さいですがぶどうの実ができていま
す。
そのぶどうの実ですが、花が咲いた後、花冠と呼ばれる部分が残ったままだと病気の原
因になるので、これを落としてあげる必要があります(花カス落とし)。通常は風で飛ん
でしまうとも多いのですが、シャルドネは落ちにくいので、人の出で取り除きます。刷毛
を使って一房ずつ丁寧に取り除くのはなかなか手間のかかる作業です。
落とした後
同時にぶどうが実る二番線より下の脇芽を取り除き、風通しを良くしてあげる必要もあ
り、平行して作業を進めます。
さらにこの日は、成長が早く番線の外に伸びてしまっている枝を番線の中に入れ、から
まったツルを取り除き、伸びすぎた枝は摘芯も行いと、やることが多くなかなか作業が進
みません。
一気に成長したぶどうに作業が追いついていない状況ですが、休憩を取りながら作業を
進め、暗くなる前に作業を終えています。
今年は例年にも増して、急激に成長している印象で、年による成長の具合の違いに栽培
の難しさを感じた1日でした。(S.A)