20220418 芽かき

Ichigo vineyard

今日(4/18)は時々雨の降る中、8名が集まってichigoで芽かき作業を行いました。

朝からどんよりしたお天気の中、とりあえず降っていないので畑に向かいましたが、向かう途中でタイミング悪く雨が降り出しました。今日は中止かな?と思いながらも畑に着くと、越後谷さんも中止か決行か迷われたご様子で、雨用?のテントを持参してのご到着。購入したばかりの新しい大きな長方形のテントのお蔭で、雨でも濡れずに、テントを順次畑の奥へとスライドさせながら快適に作業を進めることができました。
ichigoのブドウ達は順調に萌芽が進んでいて、天ぷらにすると美味しそうな新芽がいっぱい。そのままだと混みあってお互いの成長を妨げるため、全体のバランスを見ながら、これ!と思われる1芽を基本的には残して、後の芽は摘んでいきます。これ!という1芽の条件は、芽の位置、方向、大きさ、勢い、隣の芽や枝の様子、将来性など、様々なファクターを勘案しながら決めなくてはならない点で、剪定の感覚と同じだなあと思います。最初の内は、芽吹いたばかりの瑞々しい新芽を摘んでしまうことに罪悪感を覚えるものの、その内段々迷わなくなるのが不思議です。剪定も芽かきも、結構その人の性格が表れる作業かもしれません。

今日のichigoで特に目についたのが真珠腺(Grape pearls)と呼ばれるキラキラした透明な粒々でした。真珠腺は一見虫の卵?のように見えるものの、実際はブドウの樹液が球状に固まったもの(溢液現象)で、生育が旺盛なブドウの木ほどよく見られる現象だそうです。真珠腺を見るたびに、ichigoのブドウ達が元気な証拠と嬉しくなります。真珠腺の研究は海外の方が進んでいて、「高い土壌水分と高い湿度に由来する低い蒸散率が原因で植物体内に拡散圧が発生することによる。発生した圧力は特殊な細胞であるブドウ真珠によって水分やミネラルを放出することで開放される。」ことらしい(難解)ので、要するに根の働きが活発で、葉っぱが少ない今の時期に限定して見られる現象なんでしょうか?
途中で雨もあがったため、皆の芽かきスピードもアップ。1時間ほどでichigoの全てのブドウ達の芽かきを終え、また雨が降りださない内にと早めの解散となりました。薬剤をかけているので、摘み取った芽を天ぷら用のお土産にできなかったのだけが心残りでした。
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