20210703 摘心、傘かけ、摘粒

Tomato vineyard
今月から日差しを避けるため、15時からの作業開始です。今日は幸い昨日からの雨も上がって、薄曇りのなかで行いました。明日(7/4)清瀬での作業が入っていますが雨天予報のため、急遽4名がその地に向かい、5名での作業になりました。
ぶどうの木は中程から下は以前からの剪定でほぼ整っていますが、上部先端など勢いよく伸び、脇芽も出て左右にはねていましたので、まず摘心(てきしん=新しい枝を2葉残して落とし、日当たりと風通しをよくすること)していきました。
上のほうに小さなぶどうの房がいくつか出ていますが、これらは成育しないし病害の元にもなりやすいので切ります。
摘心の際に葉に病害が出ていないかもチェック。一般的な虫喰いはあっても成育に影響を及ぼすものは見られず、ひと安心です。他の畑では多かった巻きつくツルもわずかで、剪定は比較的やり易かったです。
 
次にぶどうの傘かけ(病害を招きやすい雨よけの効果あり)に入りました。
撥水のためのロウが塗ってある紙を房にかぶせて、ホッチキスで留めていきます。房もここ2週間くらいでだいぶ多くなってきました。畑や木の種類によって成育度も違いますが、シャルドネなどはびっしりと房をつけています。房の向きも一定ではなく、かけ方にも工夫が必要なため、時間を要する作業です。
傘かけをしながら傷んだ粒を取り、またみっしりと粒がついた堅い房はなかの粒がつぶれてしまうので、適宜実を間引く摘粒(てきりゅう)という作業も同時に行います。これで房も形が整い、養分がまわりやすくなるようです。
以上、この一連の作業はここ何回か続けているので手早くなってきましたが、夕暮れもせまるなか、傘かけを一部残して終了せざるを得ませんでした。
今日は今までにないほど多量のホッチキス針を使用した、ということはぶどうの房が増えてきたわけで、先々がたいへん楽しみです。
(H)
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